モンゴル800が主催して、沖縄県内外のアーティストが集った野外フェスティバル「What a Wonderful World!!13+14」が4、5の両日、読谷村のヨミタンリゾート沖縄特設会場であり、計2万5千人が3年ぶりのフェスを楽しんだ。4日のフェスを見た。(村井規儀)

1日目のトリを飾ったモンゴル800。観客と一体となった演奏で盛り上げた=読谷村・ヨミタンリゾート沖縄の特設会場(金城健太撮影)

 昨年は台風で中止になり、今回も台風18号の影響で開場時間や出演者の変更、会場に吹きつける強風と慌ただしい立ち上がりだったが、いざ始まれば出演者のパフォーマンスと観客の熱狂ぶりで不安は吹き飛ばされた。PUFFYやフラワーカンパニーズ、RYUKYUDISKOらが登場して会場を盛り上げる。

 加山とキヨサクらが去年結成したロックバンド「THE King ALL STARS」はデビュー曲「未来の水平線」や加山雄三の代表曲「海・その愛」などを熱唱。豊かな声量と抜群の安定感で世代を超えて観客を魅了する加山に、「若大将!」と声もあがる。モンパチの「あなたに」も演奏し、キヨサクが「僕は幸せだなぁ。加山さんとみんなと、モンパチの歌を歌えるなんて、幸せだなぁ」と照れる場面では会場の大歓声をうけた。

 また、8日発売のトリビュートアルバム「800TRIBUTE-champloo is the BEST!!」に参加した怒髪天は爆発力を増した「夢叶う」、RIPSLYMEはラップ調にアレンジした「あなたに」をお披露目し、会場のテンションは上がる一方だ。

 トリをつとめたモンパチは「2年越しの開催、感謝の一言しかない」とあいさつ。「PARTY」「OKINAWA CALLING」とノリのいい曲に観客は跳びはね、リズムを刻む。ステージには粒マスタード安次嶺が現れ、独特のパフォーマンスで会場を盛り上げる。歌詞が心に響く「小さな恋のうた」「琉球愛歌」「あなたに」を続けて歌い上げた。感極まったのかキヨサクの声がかすれる場面もあったが、昨年の延期を思うとグッときた。「歌って踊って笑っていこう」と呼び掛けたアンコール曲「DON’T WORRY BE HAPPY」で初日は締めた。

 ステージ前のスタンディングゾーンは人であふれ、後方に広がるリラックスエリアでも通路でも、至る所で手を振り、体を揺らしリズムを取り、一緒に歌う観客がいた。会場の一体化を表現したフェスだった。

 5日はBEGINやかりゆし58、サンボマスター、東京スカパラダイスオーケストラ、小田和正らが登場した。