【浦添】浦添市は22日、市消防本部の男性消防司令補(43)が部下の男性消防士長(38)に、長期間にわたって暴言や無視などのパワーハラスメントをしたとして、同日付で停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。過去15年間にわたり消防士長を含め消防職員31人が被害を受けたという。市消防本部は「管理職の問題意識の低さなどがあった。組織全体で反省しないといけない」としている。

 同本部消防総務課によると、今年1月上旬に消防士長が、司令補から大声で「調子に乗るな」「俺を怒らせるな」と暴言を浴びせられるなどし、体調を崩したと訴えた。消防士長は約3カ月休養した。

 同本部は「市ハラスメント調査委員会」へ調査を依頼。3月下旬には職員100人のうち31人が無視されたり肩を殴られたりしていたと分かった。

 司令補は何度か注意されていたが「歯止めが利くような対応ができておらず、長期間にわたり多数の被害者を出してしまった」とし、再発防止策として①同委員会の相談員に同本部職員2人を任命②ハラスメントに関する研修③面談での状況把握―などを挙げた。

 管理監督責任として、22日付で消防長は市長から口頭注意、所属課長らは消防長から文書訓告を受けた。