沖縄タイムス+プラス ニュース

安倍首相「心から深くおわび」 ハンセン病元患者家族に謝罪

2019年7月24日 10:53

 【東京】安倍晋三首相は24日、首相官邸でハンセン病元患者の家族らと面会し、国の隔離政策により家族が受けた偏見や差別に対し、直接謝罪した。

ハンセン病家族訴訟で熊本地裁が国に賠償を命じ、喜ぶ支援者ら=6月28日午後、熊本地裁前

 首相は「ハンセン病に対する極めて厳しい差別と偏見は、皆さまにも向けられてきた。これは否定しがたい厳然たる事実だ」と認め、「本当に長い間、大切な人生において、大変な苦痛と苦難を強いることとなってしまった。内閣総理大臣として、政府を代表して、心から深くおわび申しあげます」と頭を下げた。

 林力原告団長は「いまだに身内にハンセン病の患者、元患者がいることを名乗れない多くの人々がいる。それぞれの者が差別に耐えて生きてきた」と家族が受けてきた苦しみを訴えた。「家族を隠し続けるという苦しみをどうぞご想像ください。それはまさに、筆舌に耐えがたい苦難の人生だ」と語り、偏見や差別の払しょくに取り組むよう求めた。

 面会には原告を代表して6人が首相と向き合い、沖縄から宮城賢蔵さん(71)=東村も出席した。

 6月28日の熊本地裁判決は、国が長年続けたハンセン病の隔離政策により、家族も深刻な偏見・差別を受けていたと認定した。

前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
きょうのお天気