暑い日には、冷たいものに手が伸びてしまう。恩納村の有名なかき氷店に行くと、観光客の行列ができていた。気温が30度を超えると、アイスクリームよりもかき氷の売り上げが伸びるらしい

▼日本かき氷協会では、熱中症予防の「かき氷レシピ」をホームページで紹介している。日本気象協会の推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトとのコラボ企画だ

▼0・1~0・2パーセントの塩分と程よい甘さを含んだ水分は体に吸収されやすく、バランスが崩れた体の状態を整える。この効能を生かしたレシピには「塩スイカ」「塩きなこと小豆」などのかき氷があり、どれも簡単に作れそうだ

▼県が公表する熱中症発生状況速報によると、6月1日~7月13日までの熱中症患者数は県内で181人。そのうち「意識がない」など重症度3レベルも10人いた。夏休み中の増加も懸念される中、こまめな水分補給と塩分補給は予防の基本。レシピを試す価値はある

▼かき氷の史実上の記録は平安時代で、「枕草子」に記されている。冷蔵庫もクーラーもなかった時代、清少納言も食べていた。そんなことを想像しながら、涼しい所で味わうのも趣がある

▼沖縄地方では25~31日までの1週間、日中の最高気温は連日30度以上と予想されている。暑い夏はまだまだ続く。かき氷で心も体もクールダウンはいかが。(吉川毅)