沖縄県内医療機関で確認された熱中症患者発生数は6月1日から7月20日までに236件で、このうち15件が意識を失う、けいれんするなど死に至る危険性が最も高い「重症度3」のレベルだった。昨年の同じ時期よりも熱中症発生数は55件少ない一方で、重症度3のケースは1件多い。今年は重症化に至る割合が例年に比べ高い傾向があり、県は「めまいなど『おかしい』と感じたら、早めに涼しい環境への避難など応急処置をしてほしい」と呼び掛けている。

(資料写真)救急車

熱中症の応急処置

(資料写真)救急車 熱中症の応急処置

 今年起きた236件のうち発生要因の最多は、屋外の就労作業(77件)で、次いで屋外運動(32件)、農作業(22件)だった。屋外滞在時の発生が大半を占めたが、自宅で熱中症になったケースも24件あった。年齢別は、10代が46件と最も多く、30代が37件、60代と70代以上がそれぞれ33件と続いた。

 熱中症は、暑さで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整がうまくいかなくなって起きる症状。2017年には自宅外階段で直射日光に2~4時間当たった40代男性が、13年には自宅で寝ているなどした70代女性2人が、それぞれ熱中症により死亡している。