中心部まで火が通っていない鶏肉料理によるカンピロバクター菌の食中毒が急増しているとし、沖縄県保健医療部が食中毒が増える夏本番を前に注意を喚起している。8月は食品衛生月間。県はカンピロバクター菌の食中毒撲滅を目標に掲げ、県内の焼き鳥店を巡回し「焼き直しをお願いします!」と書いたうちわを配布するなど、新たな取り組みも検討中だ。

カンピロバクター菌(琉球大学提供)

食中毒の原因物質別の発生件数

カンピロバクター菌(琉球大学提供) 食中毒の原因物質別の発生件数

 県によると過去10年間で県内で発生した食中毒は245件で、カンピロバクター菌が86件(35%)と最も多かった。カンピロバクター菌食中毒は近年増加傾向で、2018年は発生件数29件の52%(15件)を占めた。

 カンピロバクターはニワトリや牛などの腸管内にいる細菌で、少量でも食中毒を起こすが熱に弱い。食べてから1~7日で下痢や腹痛、発熱などの症状が出る。