国内の優れた商品を審査する「にっぽんの宝物」(主催・同実行委員会など)の第4回全国大会が6日、東京で開かれ、沖縄県久米島町西銘の飲食店「ゆくい処・笑島」の「車海老そば」が調理部門のグランプリに輝いた。9月にシンガポールで開かれる世界大会の出場権も得た。

久米島産の味を満載した「車海老そば」

「にっぽんの宝物」調理部門グランプリを喜ぶ島袋航弥さんと妻の愛佳さん=6日、東京(島袋航弥さん提供)

久米島産の味を満載した「車海老そば」 「にっぽんの宝物」調理部門グランプリを喜ぶ島袋航弥さんと妻の愛佳さん=6日、東京(島袋航弥さん提供)

 全国千以上の事業者が地方大会を経て調理、野菜加工、スイーツなど5部門で競った。

 車エビ生産が日本一の久米島。「車海老そば」は、かりっと丸ごと食べられる車エビがそばの上に盛り付けられている。車エビはそば汁のだしにもなっており、低塩分で無添加の米みそ「久米島たいらの味噌」が溶け込むスープの味わい深さを引き立てる。島の天然水で育つ「惣慶もやし」のシャキシャキ感も食感に多彩さを加えている。

 店主の島袋航弥さん(27)は久米島高校を卒業後、京都の老舗料亭で5年間修業した。2016年に島に戻って開店。大会プレゼンテーションでは「車海老そばは未完成品。食材を育んだ久米島の自然の中で味わうことで初めて完成する」と生まれ島への愛着を語った。(真栄平京子通信員)