8月4日付の沖縄タイムス紙面に、三線製造・販売のASOVIVA(アソビバ、読谷村)の広告が「しまくとぅば広告」の第九弾として掲載された。
新たな商品開発で海外への販売にも力をいれる同社の商品へのこだわりと、さらなる三線復興への思いを、しまくとぅばで表現した。
沖縄タイムス社が創刊70周年を記念して、ユネスコが消滅の危機にあると認定した「しまくとぅば」を民間の広報宣伝にも広く使用してほしいと企画された。
しまくとぅばの監修は那覇市文化協会うちなーぐち部会が務めた。
(対訳)
めーにち、伝統ぬぐいん。
毎日に、伝統の音色を。
「NIPPON NOTE -日本乃音-」。
うりや、三線(さんしん)ぬ新(みー)さるかたち。
それは、三線の新しいかたち。
優(すぐり)るたる天然素材使(ちか)いがなー、三線ぬぐいん楽しむ東ざわり、響ちとぅ長持ちしみゆんでぃ人工皮使(ちか)とーん。
良質の天然素材を使いながら、三味線音も楽しめる東ざわり、響きと耐久性を両立した人工皮を採用。
伝統ぬ音色(ぐいん)うぬままにっし、なーふぃん使(ちか)いやっさるぐとぅ、なーふぃん親しみやっさる三線、作(ちく)やびたん。
伝統の音色はそのままに、もっと手に取りやすい、もっと親しみやすい三線を実現しました。
かにてぃ、沖縄(うちなー)中ぬ家庭(ちねー)から聴(ち)かりたる、三線ぬ音色(ぐいん)。
かつて、沖縄中の家庭から聴こえた、三線の音色。
なーちゅけー、んなが当たいめーぬぐとぅ三線楽(たぬ)しむ毎日(めーにち)、ちゅくいぶさん。
もう一度、みんなが当たり前に三線を楽しむ毎日をつくりたい。
あんし、沖縄が誇(ふく)いるくぬ文化、未来んかい ちなぢいちぶさん。
そうして、沖縄が誇るこの文化を、未来へつないでいきたい。
「NIPPON NOTE -日本乃音-」。
うりや、三線ぬ未来ちゅくいる三線。
それは、三線の未来をつくる三線。