土砂崩れから一夜明けた3日、沖縄県名護市嘉陽の現場では土砂やコンクリート、樹木が国道331号を幅約50メートル、高さ3~5メートルにわたって覆っていた。2車線の道路は完全にふさがり全面通行止め。復旧のめどは立っておらず、近隣の住民や観光客から「通勤に5倍以上の時間がかかる」「観光の予定が狂った」と悲鳴が上がった。

大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後3時すぎ、名護市嘉陽(小型無人機で撮影)

大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後4時すぎ、名護市嘉陽

大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後4時すぎ、名護市嘉陽

大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後3時半すぎ、名護市嘉陽(小型無人機で撮影)

名護市嘉陽の土砂崩れ現場

大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後3時すぎ、名護市嘉陽(小型無人機で撮影) 大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後4時すぎ、名護市嘉陽 大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後4時すぎ、名護市嘉陽 大雨で崩れた土砂にふさがれた国道331号=3日午後3時半すぎ、名護市嘉陽(小型無人機で撮影) 名護市嘉陽の土砂崩れ現場

 県北部土木事務所と名護市消防本部によると、2日の大雨で国道331号沿いの斜面が約30メートルの高さから広範囲にわたって崩れた。3日に現場を確認した同事務所職員は「全体の規模がまだ見えない。台風の進路次第では作業中断やさらに崩れる恐れもあり、復旧まで長期化する可能性がある」と頭を悩ませていた。

 名護市は4日も防災行政無線を使い、市内全域で同区間の通行止めを周知する。路線バスは市街地と東海岸をつなぐ系統78番・名護東部線が嘉陽バス停で折り返し運行となる。

 土砂崩れ現場の北にある底仁屋区の豊里司区長(65)は「区民の生活に関わる」と早急な復旧を求める。安部や三原で勤める区民は西海岸までの回り道を余儀なくされ「10分だった通勤が50分以上になる」。

 家族で「嘉陽層の褶曲」を見に、車で来た佐藤泰一さん(43)=東京都=は「仕方ないけど本当に困った」と肩を落とし、引き返した。