沖縄県警糸満署(金城和郎署長)は7月25日、八重瀬町の玻名城海岸でシュノーケリング中に溺れていた男性を、自ら海に飛び込み救助したとして、航空自衛官の中島駿さん(30)=那覇市=に感謝状を贈った。

金城和郎署長(右)から感謝状を受け取った中島駿さん=糸満署

■男性の体を抱え泳いで岸へ

 中島さんは同21日午後3時ごろ、釣りのポイントを探すため友人3人で訪れていた玻名城海岸で、岸から約30メートル離れた沖合で溺れている男性を発見。大声で遠くを歩いていた友人に声を掛け、水深3〜5メートルあった海に迷わず飛び込んだ。

 意識がもうろうとしていた男性の脇に手を回し、自らの体を下にして男性を抱えながら泳いで岸まで運んだ。その後、男性は病院に搬送され命に別条はなかった。

■気付いたら飛び込んでいた

 中島さんは「一歩間違えれば自分も危険な状態だったが、助けることだけを考えて気付いたら飛び込んでいた。日頃から仕事で体力トレーニングをしていたのが役立った。男性が助かってほっとした」と笑顔を見せた。

 金城署長はことしに入り管内で水難事故が4件発生し、2人が死亡していることに触れ「水難事故が多発する厳しい状況の中で命を救ってくれたことに感謝している」と話し、感謝状を手渡した。