沖縄県竹富町(西大舛高旬町長)と航空運送事業を目指すスカイサンタアビエーション(那覇市、佐和田寿社長)は6日、石垣空港と竹富町の波照間空港を結ぶ航空路線の早期復活に取り組む包括的連携協定を締結した。新規参入のノウハウを持つスカイ社が事業許可に必要な手続きを申請。運営費は県内企業から3億円を目標に出資を募る。町も応分の負担をするほか、企業の紹介や沖縄振興開発金融公庫へ融資依頼などを働き掛ける。不定期チャーター便として2021年9月の運航を目指す。

波照間路線の早期復活に向けて連携協定を結んだ西大舛高旬町長(右から2人目)と、スカイ社の佐和田寿社長(同3人目)=6日、竹富町役場

 西大舛町長と佐和田社長が町役場でサイン。西大舛町長は「実現に向けた取り組みを強力に推進したい」、佐和田社長は宮古島出身で「離島苦の住民に寄り添った事業になれば」と意気込みを語った。

 波照間線は2007年12月、エアードルフィン(当時)が撤退した琉球エアーコミューターから路線を受け継ぐ形で運航を継続。だが倒産によって08年11月以降は運休状態に。運航計画があった第一航空も15年8月の粟国空港の事故以来、再開の見通しが立っていない。

 佐和田社長は元第一航空の企画部長で新規路線などの許可業務を担った経験がある。来月には事業計画書を国に提出し、パイロットや整備士の確保など必要な手続きを経て2年後の許可取得を描く。

 使用機材は座席9〜17席の2機を予定。島民の利用を想定し、料金は格安の片道3千円程度を計画している。下地島空港の活用も検討し運用頻度を上げて採算を確保する。