沖縄県内の百貨店や大手スーパーで中元商戦が終盤を迎え、各社が客足の呼び込みに力を入れている。今年は新暦と旧暦の盆の期日が重なり、県外からインターネットでの注文も増えているという。宮古島産マンゴーや県産牛肉などの産地直送品が人気で、5千円前後の高価格帯商品の販売が好調だ。県内景気の拡大で消費マインドも高まっているとして、各社は売り上げ目標を前年比3~10%増に設定し、終盤戦に臨む。

品定めする買い物客でにぎわうお中元コーナー=7日午後、那覇市・デパートリウボウ

 県産商品を中心に約800点をそろえるデパートリウボウは産地直送のマンゴーやアグー豚の販売が伸びている。担当者は「沖縄の良い商品を贈りたいという消費嗜好(しこう)が見られる」と話す。

 今年で3年目になるインターネット販売では県外からの注文もあり、利用が広がっているという。産直品は配送期限が終了し、今後は菓子類などその場で持ち帰れる商品の販売を強化。前年比5%増の売り上げ達成を目指す。

 イオン琉球も糖度15・8度以上の甘さを保証した東村のゴールドバレルパインなど、産地直送品の販売が人気。売れ筋はそうめんやビールなどの2千円台だが、今年は5千円前後の商品の販売が増えている。担当者は「プレミアム感のある商品を買い求める客層が広がっている」と話す。

 売り上げ目標を前年比10%増に設定。一部商品の購入でワオンカードに高ポイントが付くキャンペーンなど「お得感」も打ち出して集客する。

 サンエーは産地直送品に加え、2017年から取り扱いを始めた高級スーパー「成城石井」の商品も品ぞろえし、他社との差別化に力を入れる。成城石井は原料にこだわったジャムやドレッシング、スープなど3千~5千円台の商品が売れており、担当者は「売れ筋は2千円台の低価格帯だが、高額商品も堅調に伸びている」と話す。売り上げ目標は前年比3%増で、6月に開業した浦添西海岸パルコシティを含む68店舗での達成を目指している。