沖縄県の玉城デニー知事は9日の記者会見で2016年度県民経済計算を公表し、一人当たりの県民所得は227万3千円になったと発表した。前年度比で12万円(5・6%)増加し、4年連続で伸びた。全国を100とした場合、73・8の水準にとどまるが、その差は前年度から3・6ポイント縮小した。

定例会見で記者からの質問に答える玉城デニー知事=9日午前、県庁

 県内総生産は名目で4兆2820億円で、同比1715億円、率にして4・2%増加した。住宅着工件数や公共工事などの増加により建設業が17・7%増加したほか、入域観光客数の増加に伴い宿泊・飲食サービス業も同比で14・9%増加したことが主な要因。15年度に引き続き、プラス成長となった。

 玉城知事は県民所得について「全国より沖縄の伸び率は非常に成果を上げている。観光関連(の伸びによる効果)については若干、県民の実感が乏しいことも分かっている。県民が実感できる取り組みを進めるよう各部局としっかり取り組みたい」と答えた。