沖縄の心とは-。8日に開かれた県振興審議会総合部会(部会長・大城郁寛琉球大学国際地域創造学部教授)で、沖縄21世紀ビジョン基本計画等総点検報告書案で多用される「沖縄のこころ」という文言の定義を巡り、議論が白熱した。

守礼門(資料写真)

 報告書案には「平和を希求する『沖縄のこころ』を国内外に強く発信」などの文脈で、繰り返し使用されている。

 複数の委員が「平和を希求する心は万人が持っている。特別に沖縄の心と言われても何だとなる」「定義をしっかりすれば、経済や福祉にも使えるのではないか」などと言及した。

 子どもの貧困率が高い要因に「つながりの薄さ」が指摘されているため「沖縄の心を発信する前に、県内でも大切にすべきだ」との意見もあった。

 「沖縄の心」は故西銘順治元知事が「ヤマトンチュ(本土の人)になろうとしてもなりきれない心」、故大田昌秀元知事は「平和を愛する共生の心」と表現。歴代の知事がそれぞれの認識を披露しており、県民の関心も高い。

 県は平和祈念資料館の設立理念にある「人間の尊厳を何よりも重く見て、戦争につながる一切の行為を否定し、平和を求め、人間性の発露である文化をこよなく愛する心」と説明した。