【石垣】市美崎町にある「730(ナンサンマル)記念碑」で7月30日、赤・青・白の色鮮やかな碑をデザインした元警察官の宮良永重さん(74)=市宮良=と孫ら6人が、ペンキを塗り直した。本土復帰を経て車の通行が右から左に変更された、いわゆる「730」から41年目を迎えたこの日、子どもたちは「事故がなくなればいいな」「安全運転につながってほしい」などと交通安全を願いながら作業に励んだ。

交通安全を願い「730記念碑」のペンキを塗り直した宮良永重さん(前列中央)と孫ら=石垣市美崎町

 同碑は1978年7月30日、県内の交通方法が一斉変更された歴史的事業を後世に伝えようと、同年9月に建立。当時、八重山署交通課に勤務していた宮良さんのマークが公募で採用された。

 塗り直しは、色あせていたことに気付いた2004年以降、宮良さんが毎年、自己負担で実施。建立30周年の節目の08年には、市が碑の両端に獅子を設置し、周辺を小公園「730シィーシィーパーク」として整備した。

 一方、碑がある場所は市中心部の幹線が交わる一角。道行く車や人を見守るような存在感があり、市民の間では親しみを込めて「730交差点」と呼ばれている。

 宮良さんは「今は観光客が記念撮影をする場所になっている。まだ死亡事故が一度も起きていない。観光客が事故に遭わないように願いたい」と啓発の意義を話した。

 2年連続で参加した孫で宮良小3年の宮良明架心(あかり)さん(8)は「赤いペンキ塗りを担当し、楽しかった。交通事故がなくなってほしい」と笑顔で語った。