【宜野湾】米軍ヘリが墜落してから15年に合わせて沖縄国際大が実施した学生へのアンケートでは、日頃から訓練の危険性を感じ、基地問題にも関心を寄せる学生の姿が浮かび上がる。一方で学内主催の集会については大半の学生が知らず、受け身の姿勢が目立つなど、風化も進みつつある。

沖国大生の意識調査の結果

 「普天間飛行場を離着陸するヘリに危険性を感じるか」との問いには、「とても感じる」18・9%と「少し感じる」46・5%を合わせて7割近くを占めた。

 「基地問題に関心があるか」には、「とてもある」16・5%と「少しある」63・2%が計79・7%。「普天間飛行場は返還されるべきだと思うか」は、「とても思う」と「少し思う」が計76・9%だった。普天間飛行場と隣り合わせの学生生活の中で、基地の在り方に違和感を持っていることがうかがえる。

 一方、大学が平和を訴えて毎年開いている集会については73・8%が知らず、「知っているが参加したいとは思わない」は15・2%に上った。

 「事故の記憶を風化させないために何が必要だと思いますか」との質問(複数選択可)では、「事故に関する講義」が最多の41・8%。「(今後も)毎年8月13日に集会を開く」34・4%、「大学図書館にある事故関連資料室の見学会」26・9%、「(事故で焦げたアカギのモニュメントや旧本館の壁の一部を保存している大学敷地内の)ポケットパークの見学」23・6%が続いた。「普天間飛行場の閉鎖を求める学生主体のイベント」は6・0%にとどまり、受け身の姿勢が目立った。

 風化させないために必要だと思うことを自由に書いてもらったところ、「自分で勉強する」「大学外と連携した平和授業」「集中講義」「首相に沖縄を気遣ってもらう」「トイレのドアに(資料を)張る」などの記述があった。一方、「風化させたくない理由は何ですか?」「何をしても無駄。(米軍機は)落ちるときは落ちる」「風化させても良い」など、記憶の継承そのものに否定的な意見もあった。