東日本大震災や熊本地震など、震災支援のためのチャリティーコンサート「第15回楽しい指笛の世界」(主催・指笛王国おきなわ)がこのほど、市てだこホールであり、同王国メンバーが指笛で奏でる旋律に来場者約300人が耳を澄ませた。

指笛で「おどるポンポコリン」を演奏する指笛王国メンバーら=7月21日、浦添市てだこホール

 メンバー約30人で「さんぽ」などを奏でて開幕。「健康長寿者の晴れ舞台」と題した伊志嶺恵徳さん(90)の独奏や、10月の沖縄都市モノレール延伸を祝った「谷茶前」など駅のテーマ曲の演奏など、ユーモアに富んだ演出で観客を盛り上げた。

 元北九州交響楽団の二村泰正さん(71)=沖縄市=は、半年前に指笛の練習を始めたが「体を使うからか、練習し過ぎると音が出なくなり、楽器と違う難しさがある」と苦戦中。コンサートでは「特に金城利信さんの独奏が印象に残った。高音の伸びがすごかった」と刺激を受けた様子だった。

 会場などで集まった寄付金は約5万7千円。垣花譲二国王(代表)は8月6日、コンサートの収益金と王国からの寄付金を足した計15万円を日本赤十字社に託した。分割して被災地に届けられる。

 東日本大震災以降のチャリティーコンサートは9回目で、被災地への義援金は計100万円を超えた。垣花代表は「沖縄の文化である指笛で社会貢献できてうれしい。今後は県内にも支援の輪を広げたい」と意気込んだ。