沖縄県の那覇市奥武山にある自転車店「バイスクルキッズ」(大城一也店長)が開店30周年を迎え、店を拠点に活動するアスリート仲間が3日、市内のホテルで節目を祝った。自転車という共通の趣味を持つ仲間が感謝の気持ちを込めて企画。県内外から約200人の老若男女が集まり、店と共に歩んだ軌跡を振り返った。

30周年記念パーティーで自転車仲間から花束を受け取るバイスクルキッズの大城一也店長(前列左から2人目)=3日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート・ナハ

 同店は1989年8月、豊見城市内で開業。「自転車に乗れば、子どものように夢中になれる」ことから店名が名付けられた。2004年8月に那覇市内へ移転し、09年7月に現在の場所になった。

 店を拠点に活動する「チームキッズ」は、11月に31回大会を迎える自転車競技の祭典「ツール・ド・おきなわ」や、国内屈指の長距離レース「全日本トライアスロン宮古島大会」に上位選手を送り出すなど、県内アマチュア界では一目置かれる存在だ。

 メンバーは本格的にレースに取り組む人だけでなく、ダイエットなど健康維持を目的とする人などそれぞれ。年齢は10代から60代以上と幅広く、職業や出身地もさまざまだ。

 そんな彼らの唯一の共通点が自転車だ。仲間を結び付けてくれた同店に感謝の気持ちを伝えようと数年前からメンバーが記念パーティーを企画。3カ月前には十数人で実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきた。

 代表幹事の東江信治さん(44)は「企業の社長もいれば、医師や銀行員、デザイナーもいる。仕事を抜きにして一致団結できるのがチームの魅力。それぞれの得意分野を生かし、パーティーをつくり上げた」と力を込める。

 この日は、ツール・ド・おきなわと共に歩んだ同店の30年がスライドショーなどで紹介された。同大会に連続出場している大城店長は「仲間がいたから、ここまで来られた。今後も皆をバックアップしていきたい」と決意を新たにした。