旧盆入りのウンケー(迎え日)の13日、沖縄県石垣市内では伝統行事「アンガマ」が始まった。お面を着けたあの世からの使者、ウシュマイ(爺)とンミー(婆)が顔を隠したファーマー(子や孫)を引き連れて、家々を訪問。仏壇前で見物人との珍問答や多彩な踊りを繰り広げ、先祖を供養し邪気を払った。15日まで行われる。

滑稽な珍問答で笑いを誘ったウシュマイ(左)とンミー=13日午後7時50分ごろ、石垣市石垣

 市石垣の西表良さん(85)宅には午後7時、三線や太鼓、歌声を響かせながら一行がやって来た。線香を供え、独特の甲高い声で「ウートートー」と祈願。28人のファーマーが入れ替わりながらニンブチャー(念仏踊り)を披露した。

 珍問答は踊りの合間に行われ、要領を得ない質問に頓知を利かせて面白おかしく答えた。ちょうちんの竹ひごの数に関する質問では問答の末、手にするクバの葉のうちわに巧みに話題をすり替え、「ハッパ(8×8)64本」などと笑いを誘った。