【南北大東・多良間】台風9、10号の影響で定期船の欠航が続き、南北大東島や多良間島など離島で食料品が不足している。南北大東島は2日を最後に船が入港していない。Aコープ南大東店では旧盆用の果物やかまぼこを急きょ、航空便で取り寄せたものの、乳製品などが品薄で、店員は「大変な状況。住民たちがどこまで我慢できるのか不安だ」と話した。

ほとんど空になった乳製品のコーナー=14日、南大東村・Aコープ南大東店(東和明通信員撮影)

 大東海運によると、那覇発南北大東行きの定期船は1カ月に6往復程度運航するが、8月に入ってからは1往復だけ。6日と10日に大東島に到着する予定だった定期船が台風の影響で欠航となった。次の定期船は16日に那覇を出発し、17日に南北大東島に到着予定だが、台風の影響が抜けなければ島に接岸できず、欠航になる可能性がある。

 Aコープ南大東店では旧盆用の食品を航空機輸送で対応したが足りていないという。生鮮食品担当の山下典子さん(60)は「特に牛乳の需要が高い。定期船の欠航が続くなら、さらに空輸を考えなければならない。21日には学校が始まるので、それまでにはどうにか船が出てほしい」と話していた。

 多良間島でも、宮古島と結ぶフェリー「たらまゆう」が7日から11日まで欠航し、牛乳や肉、野菜類が不足している。Aコープたらま店の平良勝店長(42)によると、台風10号の影響で、本土から那覇への物流も滞っているため、島へ到着する物資の中には欠品も多いという。

 多良間島と宮古島とを結ぶ空路もあるが、船舶に比べて運賃がかかるため、食料品の輸送は主にフェリーに頼っている。平良さんは「早く元の状態に戻ってほしい」と話した。