みんなが乗る旅客機を飛ばすためには、操縦士や客室乗務員のほかに多くの人が働いています。表には出ないけれど、大事な仕事があります。那覇空港内にある日本トランスオーシャン航空(JTA)とその関連会社で、安全で快適な空の旅を地上から支える仕事を見てきました。(8月18日のこども新聞「ワラビー」に掲載した記事の詳細版です)

■「かっこいい」夢実現/マーシャラー 国吉一葉さん

写真を拡大 到着した飛行機を、停止位置に誘導する国吉一葉さん(中央)=那覇空港

 空港に到着した飛行機を誘導する仕事はマーシャラーと呼ばれます。「JALスカイエアポート沖縄」社で働く国吉一葉さん(27)=伊平屋村出身=が、両手に持ったパドルで操縦士に指示をします。止まる場所が少しでもずれると、飛行機に乗り降りするボーディングブリッジが接続できなかったり、エンジンとぶつかるなどのトラブルが発生します。

写真を拡大 到着した機体から、貨物コンテナを下ろす。旅客機のドアや積み降ろし用の機械の操作にはそれぞれの資格が必要です=那覇空港

 飛行機が止まったら、操縦士に一礼。国吉さんの仕事は、このあとも続きます。ほかの社員とともに、貨物の積み降ろしをします。取材した日は、国吉さんは旅客機の下にある貨物用のドアを開き、リフトを操作してコンテナを出し、折り返しの便のコンテナを載せていました。コンテナは積む場所が決まっているので、その通りになっているかを確認しながらの作業です。

国吉一葉さん

 専門学校に通っている時、社員募集のパンフレットを見て「縁の下の力持ちな感じがかっこいい」と思い就職。最初の仕事は貨物の仕分けでしたが、マーシャラーをやりたいと勉強して資格を取り、夢を実現させました。「一つ一つが責任重大。全員で協力し何事もなく終わらせた時、やりがいを感じる」と話してくれました。