オリオンビールやリウボウなど5社でつくる「ジャパンエンターテイメント」(那覇市)がオリオン子会社のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部(沖縄県今帰仁村)の用地に2024年末にもテーマパークを開業する方針であることが15日、分かった。同倶楽部はジャパン社と土地の賃貸借契約を結ぶ方針を決めており、今後、会員権の買い取りや従業員の再就職先の支援に着手する。(政経部・仲田佳史、島袋晋作)

テーマパークの建設予定地

■ゴルフ会員権を買い取りへ

 関係者によると、テーマパークは沖縄の自然や文化をテーマにした内容で検討が進んでいる。年間200万~400万人の来場を見込んでいる。ジャパン社は年内に環境調査を始め、24年末から25年初旬までに開業する計画だ。

 ゴルフ場は建設工事が始まる21年6月ごろまで営業する予定。同倶楽部は会員権を買い取る方針で、会員権相場の10万円に会員となる際の初期費用を加算し、プレミアム(割り増し)としてさらに20万円を上乗せする。正会員は50万円、平日会員は40万円になる見通しで、8月下旬から9月までの間に会員向けの説明会を開く。

 従業員は、テーマパーク従業員への移行も含め、オリオングループとして再就職先を支援する。営業停止後に、再就職を望まない場合や決まらない場合は給与年額の60%の2年分に相当する金額を支払う方向で検討を進めている。

■オリオンビールなど5社

 ジャパン社はゆがふホールディングスなど県内3社と近鉄グループホールディングス(大阪府)、市場分析などを手掛ける「刀」(東京都)で18年に設立された。本島北部に集客力のあるテーマパークを造ることで、観光客を呼び込んで消費を喚起し、雇用創出や周辺地域のインフラ整備につなげる方針だ。

 沖縄本島北部へのテーマパーク建設を巡っては、14~16年にかけて、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営する「ユー・エス・ジェイ」が計画を立てていたが、取りやめた経緯がある。

 刀の森岡毅代表はユー・エス・ジェイ元執行役員で県内の可能性に着目し、県内外の企業と具体化に取り組んでいる。