沖縄県内で野菜の価格が高騰している。今年は新旧暦で盆の期日が重なり県内外共に青果市場が休みとなり流通量が減ったほか、台風10号の被害に伴う品薄懸念から、台風上陸前に野菜の需要が高まった。スーパー各社によると、キャベツなどが前年の1・5倍、インゲンは2倍程度と幅広い青果で価格が上がっている。台風10号は全国の野菜産地に大雨と暴風をもたらす見通しで、小売り各社はさらなる値上がりを懸念している。

旧盆と新盆が重なり、台風の影響も受け葉野菜が値上がり。特にキャベツは品薄状態が続く=15日午後、那覇市おもろまち・コープあっぷるタウン

 長雨や日照不足による生育不良で6月ごろから全国的に野菜の価格が上がり、梅雨明け後には猛暑となった影響で品薄が続いている。盆期間中に市場取引がないことを見越して、各社とも事前に仕入れを強化するため例年価格は値上がりするが、今年はいつも以上の高値となっている。

 コープおきなわによると、インゲンは前年の2倍、キャベツやキュウリは1・5倍になっている。青果担当者は「台風の接近も重なり流通量がかなり減っている。盆時期に売れる野菜は引き合いも強く高値になっている」と話す。

 サンエーによると、本土産だけでなく県産も戻り梅雨などで長雨が続き、ゴーヤーやヘチマが1・5倍になっている。青果担当者は「台風10号が西日本を縦断するので被害は避けられないだろう。今後も価格高騰が続くのではないか」と懸念する。