大弦小弦

[大弦小弦]総体サッカーも選手ファーストで

2019年8月20日 07:30

 数年前、35度を超す猛暑の中、全国高校総体を取材した。屋外競技ではカメラを構えているだけで汗が噴き出し、集中力を保つのも一苦労。連日プレーする選手の消耗度はいかばかりかと心配になった

▼金武町を主会場に1日まで開催されたサッカーで男子決勝に進んだ2校の監督が過酷な日程に警鐘を鳴らした。6日で5試合を戦った桐光学園(神奈川)の鈴木勝大監督は「選手の疲労度は半端ではない」、富山第一の大塚一朗監督は「この暑さでの試合は殺人的」と危機感を口にした

▼真夏の総体は日程が短く、運動量の多いサッカーは特に過酷だ。体を冷やすクーリングブレークや飲水タイムの導入など対策が取られているが、抜本的な改革を打ち出す時期ではないか

▼高体連サッカー専門部が模索する、持ち回りをやめて涼しい地域での固定開催は一つの手。少ない登録人数や日程の見直し、早朝・ナイター開催についても議論してほしい

▼総体に出場した那覇西の平安山良太監督は、投手の球数制限の検討が進む高校野球同様、サッカーも「選手を守るための議論が必要」と語る。滞在費や補助員確保など課題はあるが「危険と隣り合わせの状況を変えないといけない思いはみんな一緒」と

▼大事なのは選手ファースト。高校生が半端ないプレーができる環境づくりへ知恵を絞りたい。(大門雅子)

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