沖縄県の金武町金武区事務所に勤めていた20代男性が自殺したのは上司のパワーハラスメントが原因だとして、男性の両親が前区長と40代の同僚の2人を相手に謝罪や慰謝料などを求めた訴訟は19日、那覇地裁で和解した。パワハラの事実を認め、前区長が5500万円、同僚は1500万円をそれぞれ支払う。

 訴状によると、男性は2015年5月に同事務所へ就職。入所当初からいじめやパワハラを受け続け、人格や人間性を否定されたり、解雇をにおわせたりする発言を繰り返し受けたという。男性はうつ病を発症し、17年5月に自殺した。

 同問題を巡っては、区の行政委員会がパワハラの存在を指摘して前区長に辞職を勧告したほか、沖縄労働基準監督署も男性の自殺を労災認定した。