4月の和歌山市議選で、当選の見返りに現金寄付を約束するメールを複数人に送ったとして、公選法違反(利害誘導)の罪に問われた元市議の中前和則被告(61)に和歌山地裁は20日、懲役1年、執行猶予5年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 判決理由で武田正裁判長は、メールを送った行為に関して「あからさまで悪質性が高い」と批判。一方で、市議を辞職するなど社会的制裁を受けているとして、執行猶予とした。

 判決によると、中前被告は1月、選挙で支援を得るため和歌山県理学療法士連盟の役員ら15人に「当選すれば連盟に毎年100万円以上寄付する」などと書いたメールを送った。(共同通信)