沖縄の島ぞうりや上履きなどの卸売業を手掛ける沖縄月星(與那原良光社長)の豊見城市与根にある倉庫や事務所が全焼した19日の火災。倉庫内に保管していた主力商品の島ぞうりなど約5万足が焼けた。業界関係者によると、同社が扱う島ぞうりの県内シェアは5割ほどを占め、取引先の店舗からは「仕入れができなくなるのでは」と不安の声が聞かれた。

土産品店の店頭に並ぶ島ぞうり=20日、那覇市・国際通り

19日発生した火災の現場検証する消防隊員ら=20日午後、豊見城市与根

土産品店の店頭に並ぶ島ぞうり=20日、那覇市・国際通り 19日発生した火災の現場検証する消防隊員ら=20日午後、豊見城市与根

 同社はインドネシアから輸入した島ぞうりを県内の小売店などに販売する。島ぞうりを取り扱う別の会社の男性は取材に「沖縄月星の県内シェアは約5割で市場への影響が大きい。沖縄月星から仕入れができなくなることを心配した店舗からの問い合わせがあった」と明かす。

 島ぞうりは観光客からも広く認知されている土産品の一つ。那覇市国際通りにある土産店は入り口に島ぞうりコーナーを設けて、沖縄月星から仕入れた品を販売する。スタッフは「夏場の今が売り上げのピーク」と説明する。

 同店では月に約400足が売れる人気商品。スタッフは「週明けにも100足ほど追加発注しようと思っていたので困っている。早く通常営業に戻ってほしい」と困惑した様子だった。

 沖縄月星では仮の事務所や倉庫を探して営業を再開する。会長は「県民に迷惑が掛からないようにしたい」と話した。