違法な臓器売買が問題となっているパキスタンで腎臓移植を受けた日本人が今年少なくとも4人いたことが20日、患者ら関係者への取材で分かった。1人は手術後に状態が悪化し、命が危険な状態で帰国していた。いずれも東京の業者が仲介。患者への説明などから違法に取引された腎臓が使われた可能性がある。パキスタンでも売買は違法で、患者が摘発される恐れがあるほか、安全性にも問題もあり、専門家は注意を呼び掛けている。

 パキスタンで腎移植を受けた東海地方に住む60代男性=6月、愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院

 パキスタン

 パキスタンで腎移植を受けた東海地方に住む60代男性=6月、愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院  パキスタン

 日本の臓器移植法は、海外であっても臓器提供の対価としてお金を払うことや、無許可のあっせんを禁じている。厚生労働省は情報収集を始めるとともに、対応を検討している。(共同通信)