ドイツ出身のウォルフラム・オーピッツさん(58)と妻の戸村由香さん(54)が経営する沖縄県那覇市首里池端町のカフェバー「ウォルフブロイ」が10日から、ドイツ発祥の自家製クラフトビールを提供している。原料に麦芽、ホップ、水、酵母以外の使用を禁じる本場ドイツの「純粋令」を踏襲したこだわりで、2人は「泡盛など酒造りの歴史がある首里の地から、ドイツビールの魅力を発信したい」と話している。

ウォルフブロイで提供している(左から)アルト、ヘーフェヴァイツェン、メルツェン

ドイツビールの魅力を発信したいと話すウォルフラム・オーピッツさん(左)と戸村由香さん=那覇市首里池端町のウォルフブロイ

ウォルフブロイで提供している(左から)アルト、ヘーフェヴァイツェン、メルツェン ドイツビールの魅力を発信したいと話すウォルフラム・オーピッツさん(左)と戸村由香さん=那覇市首里池端町のウォルフブロイ

 スイスやドイツの外資系企業に勤めたオーピッツさん。ビール好きが高じて「自分でも造りたい」と2018年に会社を辞め、ドイツのビールアカデミーや醸造所でビール造りのノウハウを学んだ。

 開業する場所は、旅行で訪れた際、温かい県民性にひかれた沖縄と決めていた。5月に開いた店に製造設備と、800リットル、1600リットルの貯蔵タンク計8基を併設し、自家製ビールを仕込んできた。

 現在は「アルト」「ヴァイツェン」などを来店客に振る舞うほか、たる商品をビアパブなどへ卸している。今後は瓶入り商品をホテルや飲食店向けに販売していく計画だ。

 店の営業は午後2時~7時半で、水曜日定休。ビールのほか、自家焙煎(ばいせん)コーヒーも提供している。