学童疎開船「対馬丸」が沈められて75年の慰霊祭が営まれた那覇市若狭の小桜の塔は、鎮魂と平和を願う祈りに包まれた。噴き出る汗もそのままに碑をじっと見詰める人、目を閉じ時折涙を拭う人、犠牲者と同じ年頃の子や孫の手を握る人。それぞれが癒えない悲しみを胸に、記憶の継承を誓った。