【久高泰子通信員】仏国立ギメ東洋美術館に収蔵されている石垣焼窯元(石垣市)の金子晴彦さん=写真左から3人目=の作品2点が、このほど同館で開催された著名な写真家ジャン=バチスト・ユインさんの展示会「無限なアジア」の写真素材になり、同館の広報に掲載された。

 5月には、パリのグランパレ展示会場で開かれたフランス工芸芸術展示会「レベラシオン」に4回目の出展を果たすなど、活躍の場を広げている。

 広報に掲載されたのは、昨年から同館に収蔵されている金子さんの「瑠璃油滴天目茶碗」「碧海油滴天目茶碗」2作品。千年前の釉薬(ゆうやく)を再現し、石垣島の鉱石と透明なガラスを使用して焼き上げた。

 また、フランス工芸芸術展示会には作品「ブルーウェイブ(青い波)」を出展。厳しい審査を通過し、金子さんのみが日本から選ばれ、木寺昌人日本大使をはじめ、多くの鑑賞者から称賛された。

 金子さんの作品は大英博物館をはじめ、他の欧州国美術館にも収蔵されている。国内外で賞を授与されるなど、活躍が目覚ましい。

 金子さんは「これまでの実績が実を結んだ」と喜びを語る。「石垣焼と石垣島の名を世界に知ってもらい、石垣の器で、食卓を囲む人たちが笑顔になってほしい」と話している。