那覇市識名の住宅敷地内に止めていた車内で3歳女児が熱中症で亡くなった事故で、車の後部座席の両ドアには子どもが中から開けることができない「チャイルドロック」がかかっていたことが27日、分かった。このため女児が車から出られなくなった可能性がある。

チャイルドロックの仕組み

 那覇署によると、後部座席はスライド式のドアで、女児がリモコンキーで解錠し中に入り、ドアを閉めたとみられる。後部座席の両方のドアにはチャイルドロックがかかり、内から開けられないようになっていた。運転席と助手席のドアは施錠されていなかったという。女児が家から持ち出したとみられる鍵は車内で見つかった。

 チャイルドロックは運転中に子どもがドアを開けて車外に出るのを防ぐ装置。スイッチを入れておくと外からしかドアを開けることができず、エンジンを切った状態でも内側のロックは継続される。

 国民生活センターの担当者は「子どもを事故から守ることを想定した仕組みなので、注意喚起をしたことがない。全国でも過去にこのような事例は確認されていない」と話した。

 同署は「子どもが手の届かない位置で鍵を管理することが大切」と注意を呼び掛けている。