韓国のプロ野球球団の三星(サムスン)ライオンズが、沖縄県恩納村で11月から実施予定だった秋季キャンプを中止する方針を示していることが29日までに、関係者への取材でわかった。日韓関係の悪化などが理由とみられる。キャンプ期間中には選手や球団関係者だけでなく、ファンや報道関係者なども多く訪れるだけに恩納村周辺のホテルや飲食店などへの影響が懸念される。

(資料写真)那覇空港

 関係者によると、同球団側から同村へ正式なキャンプ中止の通達はまだないものの、担当者間のやりとりの中で中止の意向が伝えられたという。

 同球団は2005年から沖縄での春季キャンプを実施。秋季キャンプは09年から実施している。キャンプは約1カ月間あり、期間中は同村内のホテルに滞在している。

 同村の長浜善巳村長は「中止が決定なら残念。同球団と交流は続けようと確認しており、さみしくもある。一刻も早く日韓関係が沈静化し、キャンプも好転してほしい」とコメントした。

 日韓関係の悪化に伴い、県内では小学生のハンドボールの親善大会が中止するなどの影響が出ている。また、7月に来沖した韓国客数は3万9700人と2年4カ月ぶりに4万人を下回った。