天才は幸せなのか。

ロケットマン

 富と名声を手に入れるが、誰からも愛されず、華やかな舞台の外では酒やドラッグにおぼれゆく運命をたどる天才の苦悩が鮮明に描かれる。

 希代のロックスター、エルトン・ジョンの半生を描いた作品は、天才の内面を本人が製作総指揮として表現。クイーンのフレディー・マーキュリーの人生を紡いだ大ヒット作品「ボヘミアン・ラプソディ」の制作にも関わったデクスター・フレッチャー監督の新作だ。

 「なりたい自分になる」とエルトン・ジョンと名乗るようになった青年は、ど派手な衣装に身を包み、デビューからあっという間にスターに駆け上がるが、心は満たされない少年のまま。ミュージカル映画らしく、喜怒哀楽が歌やダンスで表現され、見どころ満載。(福里賢矢)

◇ドルビーアトモス字幕版をシネマQライカムで、字幕版をミハマサザンで上映中