沖縄県名護市のやんばるの森に建設中の「ツリーハウス」が、ひそかな注目を集めている。建設しているのは東京都出身の菊川万葉さん(29)を中心とするグループ「ツリーフル・ツリーハウス」の6人。コーヒーのコマーシャルにも登場し、取材や開業を待ち望む声が寄せられているという。グループは宿泊用に併設する「エアロハウス」(規格住宅)も建築中で、来春にもオープン予定だ。

やんばるの森にひっそりと建つツリーハウス=19日、名護市源河

ツリーハウスを手掛ける菊川万葉さん

やんばるの森にひっそりと建つツリーハウス=19日、名護市源河 ツリーハウスを手掛ける菊川万葉さん

 ツリーハウスが建つのは名護市源河。集落から、車1台がようやく通れる狭い山道を走ること約20分、うっそうと生い茂る雑木に隠れるように建つ。

 河畔の樹木を利用して造られ地上約10メートル。部屋は360度自然を見渡せる造りとなっており、自然を満喫しながらリラックスした時間を過ごせる。屋上にはハンモックやヨガマットも備える。

 2013年に計画に着手し、デザイン、建築、施工まで、6人でこつこつと作業を進めている。車いす利用者から助言をもらいながら、バリアフリーにも配慮する。

 幼い頃から自然と触れ合うことが多かったという菊川さん。ツリーハウスを造ることは昔からの夢で「原生林が残っているやんばるの森を選んだ」と話す。ツリーハウスが建つ一帯の土地を購入し、最終的には10棟ほど造り「ツリーハウス・ビレッジのような形にしたい」と夢を描く。

 コンセプトは「サステイナブル・ラグジュアリー(持続可能なぜいたく)」。菊川さんは「自然と共存できるぜいたくさが、本当のぜいたくだ」と環境教育も並行して実施していく考えだ。

 宿泊人数や料金は検討中だが、「家族連れやカップル、海外の人も宿泊できるようにしたい」としている。問い合わせはホームページhttp://treeful.net/まで。

(写図説明)ツリーハウスを手掛ける菊川万葉さん

(写図説明)やんばるの森にひっそりと建つツリーハウス=19日、名護市源河