那覇市の公立認定こども園の給食で異物混入が相次いでいることが分かった。混入は、保育士ら大人が食事中や配膳時に発見したケースが大半。こども園の関係者は「園に通う3~5歳の小さな子どもたちは、異物があっても気付かず喜んで食べてしまうこともある。安全・安心な給食を提供してほしい」と訴える。

「子どもと一緒に喜んで『いただきます』と言える給食を食べたい」と訴える女性=2日、沖縄タイムス社

 異物混入が複数回あった市内のこども園で働く女性は「子どもたちが好きなメニューが多くておいしい時もあるが、何度も繰り返されると異物がないか毎日心配。子どもたちに申し訳なく、『残していいよ』と言ってしまう」と明かす。急な献立変更もしばしばで、アレルギーのある園児への対応にも不安があるという。

 同じ業者が提供する市の公立こども園10園全てで異物混入の報告が上がっている。女性は「以前勤務した別の園は他の給食センターだったが、こんなことはなかった」と話す。

 それでも昨年度は「いずれ改善されるだろう」と見守っていたが、4月以降も混入は続き「あまりに多過ぎる」。混入が確認されるたびに各園が市や同業者に報告するものの、「表沙汰にならず、一向に状況は変わらない。毎日、給食を食べる身になってほしい」と、市の対策や公表の在り方にも疑問を投げ掛ける。

(写図説明)「子どもと一緒に喜んで『いただきます』と言える給食を食べたい」と訴える女性=2日、沖縄タイムス社