米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが窓を落下させた事故で、自民党沖縄県連(中川京貴会長)は5日午前、那覇市内で岩屋毅防衛相と面会して抗議し、原因究明までの同型機の飛行停止を求めた。岩屋氏は米側の飛行前の点検で安全は確認されているとし、飛行停止は求めない考えを改めて示した。

岩屋毅防衛相(左)へ抗議文を手渡す中川京貴県連会長(右から2人目)=5日、那覇市おもろまちのザ・ナハテラス

 中川氏は、徹底した再発防止策や事故発生後の迅速な連絡体制の確立、基地負担軽減を求めた。

 これに対し岩屋氏は、米側へ機体の点検整備や実効性のある再発防止策、事故発生時の速やかな通報を申し入れたことを説明し、この後面会する予定のクラーディ四軍調整官にも要請する考えを示した。

 面会後、中川氏は記者団の取材に応じ、繰り返される事故に不快感を示した上で、「われわれの抗議はセレモニーではない。高いレベルで交渉し、地元の声を伝えてほしい」と要望した。

 一方、飛行停止を求めない防衛省の姿勢には「大臣に直接、抗議、要請ができた。(日米間の)高いレベルでの話し合いができると思っている」と述べるにとどめ、評価を避けた。

 岩屋氏はこの後、名護市の久辺3区長や米軍関係者と面会するほか、玉城デニー知事とも会談する。