非常に強い台風13号は午後9時現在、勢力を維持したまま沖縄県・久米島の西南西約170キロを時速15キロで北に進んでいる。宮古空港では同地点の観測史上最大となる61・2メートルの最大瞬間風速を記録。1時間雨量も宮古島市下里で、同地点の9月観測史上最大となる72・5ミリとなった。宮古島市消防本部によると、強風による転倒などで4人がけがをした。沖縄電力によると、午後9時45分現在、2万570世帯が停電している。

屋根の一部がはがれ崩れ落ちた宮古島市総合体育館=5日午後2時45分ごろ、宮古島市平良東仲宗根

 台風の中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。中心から東側170キロ以内と西側130キロ以内は25メートル以上の暴風域。中心から東側390キロ以内と西側280キロ以内は15メートル以上の強風域となっている。

 宮古島地方は吹き返しの風が猛烈に吹き、6日未明まで長時間暴風となる見込み。宮古島市は5日午後3時に市内全域の2万5098世帯、5万5006人に避難勧告を出した。石垣島に発令されていた暴風警報は5日午後7時19分に解除された。

 久米島は6日明け方まで暴風が続くほか、台風が予報円の東側を進む場合は6日にかけて本島中南部と北部が暴風となる見込み。台風周辺の雨雲の発達によっては沖縄本島地方は7日にかけて警報級の大雨となるおそれがある。

 台風の影響で空と海のダイヤは大幅に乱れ、航空各社によると、5日は那覇空港や県内離島と本土などを結ぶ164便が欠航、約1万8千人に影響が出た。航空各社は6日午前の一部便で欠航を決めており、約950人に影響が出る見込み。

 沖縄旅客船協会によると、5日は全便欠航の宮古・八重山を中心に228便が欠航。6日は石垣と竹富町の離島などを結ぶ14便が欠航予定で、多くが早朝に運航を判断する。