「沖縄タイムス・アカデミア」第2期の事前公開講座「経営の未来とドラッカー、その普遍性、社会性、本質性」が2日、那覇市久茂地のタイムスビルで開かれ、企業経営者や管理職を中心に約25人が参加した。コンサルティング会社代表兼産業技術総合研究所(産総研)研究員の田中純氏が講師を務めた。
田中氏は「企業の目的は顧客の創造である」など経営学者ピーター・ドラッカーの言葉を引き合いに、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)など発展するテクノロジーが社会に与える影響を、本質的に捉える重要性を強調。「マーケティングやマネジメントなどスキルを縦割りで学ぶのではなく、ビジネス全体を俯瞰(ふかん)して顧客価値を追求すべきだ」と語った。
同氏が講師を務める「プロフェッショナル経営者と考えよう~ドラッカーに学ぶ新事業創造&バリュー・イノベーション戦略」は、10~12月に計3回開催される。受講料は税込みで8万円。
問い合わせは沖縄タイムス社総合メディア企画局、電話098(943)3221。