【那覇】那覇市の公立認定こども園10園で民間業者から提供される給食の異物混入が続発していた問題で、2月に同業者がアレルギー事故を起こしていたことが6日、分かった。業者は園児にアレルギーがあることを把握していたが、誤った献立を提供していた。食べた園児は嘔吐(おうと)したという。業者は「確認不足だった」と説明している。

那覇の市街地(資料写真)

 6日、市議会9月定例会の代表質問で翁長雄治氏(ニライ)に末吉正幸こどもみらい部長が明らかにした。

 事故は2月27日、白身魚にアレルギーを持つ園児が配食された料理を口にし、かゆみを訴えた後に嘔吐したという。

 当日の献立は「白身魚と野菜のあんかけ」だったが、この園児には白身魚の代わりに豆腐を使う予定だった。園児は食後に嘔吐したものの、その後回復した。これまでに体調の変化はみられないという。

 同業者によると、当日の献立からアレルギー食が必要かどうか選別する作業をした後、別々のラインでアレルギー食を調理する対応をとっていたが、選別が正しいかの確認体制が十分でなかったという。

 業者の代表は本紙取材に「(現在は)選別作業を二重チェックする再発防止を講じている」と述べた。那覇市の末吉部長は「一歩間違えれば大きな事故につながる」とし、市の責務として指導を徹底していくとした。