非常に強い台風13号が直撃し、約20時間の暴風にさらされた沖縄県宮古島市では一夜明けた6日、長時間の風雨による被害状況が明らかになった。5人が軽傷を負ったほか、市内各地で街路樹や電柱などが倒壊した。6日午後10時現在、市内世帯数の約5割に当たる1万2290世帯が停電し、市民生活への影響が続いている。沖縄電力は同日、本社や八重山支店から約75人の応援作業員を宮古島市に派遣したが、全面復旧は7日夜になる見通し。

停電の中、電灯の明かり一つで夜を過ごすお年寄り=6日午後8時50分ごろ、宮古島市平良西里

 宮古島市消防署などによると5日午後3時5分ごろ、市下地洲鎌の64歳女性が飛んできたエアコンの室外機に当たり左足を負傷した。市城辺で床下浸水2件があったほか、市平良下里の店舗からプレハブが落ちて崩壊した。

 公的機関にも甚大な被害が生じた。来間島離島振興センターでは窓ガラス5枚が割れた。宮古島市下地庁舎で天井の一部が崩落したほか、駐車場に駐車していた公用車2台のガラスが割れた。職員は「風でれんがが飛んできたことが原因だろう」と話した。

 宮古土地改良区が所有する風力発電装置の羽根1枚が破損していることも確認された。

 市平良西里で居酒屋を経営する女性は「昨日の昼から停電しており、今日の予約10人も全てキャンセルした。売り上げに大きく響くので早く戻してほしい」と強く訴えた。

 市に応援で入った沖縄電力配電グループの與座弘之副長は「一日も早い復旧に取り組みたい」と話した。