国際通りの沖縄三越跡の商業ビルで飲食店を中心に展開していた「琉球王国市場」が7日までに完全に閉店し、別の事業者が新たに気軽に足を運べる横町スタイルの飲食事業を計画していることが分かった。飲食店の企画、運営などのノウハウを持つ県内外の企業が連携し、「国際通りのれん街」の名称で12月の開業を目指している。

12月の開業を目指す「国際通りのれん街」のイメージ

 関係者によるとビルを借り受ける株式会社国際通り(大阪)、食肉卸などを手掛けるMIZUTOMI(うるま市)、全国の飲食施設の企画・運営などを手掛けるスパイスワークス(東京)が事業を進める。

 レトロな空間を演出し、区画ごとにテーマを変えるという。肉や沖縄料理、ラーメンなど多種多様な店が約40店出店する計画。深夜まで営業し、アルコール類も提供する。全天候型の優位性を生かし、地元客のほかインバウンド客の取り込みを狙う。

 地下1階と1階の2フロアで12月の開業を目指しているが、それに先立ちステーキ店など数店舗が10月中旬に営業を始める予定。

 2014年9月の沖縄三越閉館後、同ビルは複合型商業施設「HAPiNAHA(ハピナハ)」としてオープン。再開発に向けて17年6月に閉館したが、計画が一時中断。18年12月、飲食店を中心とした「琉球王国市場」が開業したものの集客が伸び悩み、事業を手掛けた企業は今年4月に破産。その後は一部店舗が自主的に営業を続けていた。(政経部・島袋晋作)