国の重要無形民俗文化財「八月踊り(多良間の豊年祭り)」が7日、沖縄県多良間村塩川のピトゥマタ御願で催された。あいにくの大雨となったが、舞台では「長者の大主」やコミカルな狂言、組踊など25演目が上演され、詰め掛けた観衆は島の伝統文化を堪能した。

組踊「忠臣公之組」を熱演する住民=7日、多良間村塩川

 八月踊りは琉球王朝時代、首里王府に穀物や反物などの税を納めた後に祝い、来年の豊作を祈願した行事とされている。いつ頃から始まったかは不明。

 旧暦8月8日から3日間開かれる島内最大の行事で、初日の6日は村仲筋で開かれた。最終日の8日は両集落で上演される。

 村出身で愛知県から帰省したという照屋宏枝さん(31)は「狂言で出演したこともある。10年ぶりに見たが懐かしい」と喜んでいた。