沖縄県浦添市立神森小学校6年の仲里悠咲(ゆうさく)さん(11)が3日、ガソリンや灯油などを扱える国家資格「危険物取扱者・丙種」に合格した。消防試験研究センター県支部によると、小学生の合格は2017年度以来。仲里さんは「沖縄電力で働きたい」という目標を持って勉強に励んだ。次の目標はガソリンなど引火性液体の試験乙種4類で「小学生の間に合格したい」と意気込む。

国家資格危険物取扱者丙種に合格し喜ぶ神森小6年の仲里悠咲さん=5日、浦添市内の自宅

 仲里さんは昨年、祖父と同社を見学したことをきっかけに、暮らしを支える「発電所で働きたい」と思うようになった。以来、「お父さんとどんな勉強をしたら仕事に役立つかを考えた」と振り返る。

 テキストを購入して独学を始めたものの、小学生には問題文の漢字や表現を理解するのも難しい。同支部によると、丙種は物理や化学の知識が問われ、今回の合格率は43・5%だった。

 仲里さんは「vol%(ボルパーセント)という単位を初めて知った。分からない言葉はお父さんに聞いたりして解いたけれど、法令に関する問題は漢字が多くてきつかった」と明かす。

 授業の合間の15分程度の休み時間にテキストを開き、集中して勉強したという。こなした単元には日付を書き入れ、どの項目も2回以上は勉強した。約2カ月間学んで挑んだ結果、一発合格。

 母の芽生さん(29)は「具体的な目標を持って独学を続けていた。成長を感じる」と評価する。

 「達成感があった。うれしい」とはにかむ仲里さん。次の目標、乙種4類合格に向けて「苦手な算数もやらないといけないけれど、もっといろんな資格を取りたいので頑張りたい」と気を引き締めた。