KDDI(東京都)は5日、同社の通信技術などを使って企業のデジタル変革や新ビジネス創出などを支援する拠点「KDDI DIGITAL GATE(デジタルゲート)沖縄」を、那覇市松山の沖縄セルラービルにオープンした。東京に続き2拠点目。企業や地域の抱える課題を利用者視点で発見し、解決のため、実用最小限の機能にとどめた試作品を1日〜1カ月などの短期間で開発する。

企業や地域の社会課題を解決しながらデジタル変革や新たなビジネス創出を支援する「KDDI DIGITAL GATE 沖縄」の山根隆行センター長(右)とメンバーら=5日、那覇市松山の沖縄セルラービル2階

 短期間で顧客に提供し評価や検証、改良を繰り返すことで、商品やサービスの商用化までのコストや負担を軽減できるメリットがある。

 沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)と連携し、ISCOの事業に応募する企業の新サービスや商品の製作などでも協力する。

 東京拠点は昨年9月のオープンから、延べ250社以上が利用。県内は(1)人口が増加し、外国からの渡航者も多い(2)優秀なエンジニアが多いが、県内企業のデジタル本格活用が進んでいない−ため、可能性が高いと見込んだ。

 課題発見のワークショップや1日の製品開発体験などは無料という。商品やサービスによって期間や製作量が変わるため、料金は相談による。

 山根隆行センター長は「デジタルを使って既存のビジネスを変えることで、県内産業の生産性や国際競争力の向上に貢献したい」と語った。