◆沖縄県歯科医師会コラム「歯の長寿学」(285)

イラスト・いらすとや

 沖縄県歯科医師会は「毎月8日は歯ブラシの日」と制定いたしました。8という数字は漢字では「八」であり、「は」とも読めますし、カタカナの「ハ」にも通じます。この「は」と「歯」をかけて、毎月8日を「歯ブラシの日」といたしました。この「歯」にちなんだ8日に、皆さんに何をしてほしいかというと、月に1回、自分の歯ブラシを改めて見直して交換時期が来ていないかを調べてほしいのです。

 では、歯ブラシの適切な交換時期はいつなのでしょうか?

 歯ブラシの交換時期をお伝えするとき、よく「毛先が開いてくると、上手に歯ブラシを動かしていてもプラーク(歯垢(しこう))が落ちないので、交換したほうがよいですよ」と話します。臨床実験で後ろから見て2ミリ毛先が開いている歯ブラシでブラッシングしてもらった場合、新しい歯ブラシと比較して、約40%もプラーク(歯垢)の除去率が低くなる事がわかりました。また、4週間にわたる同一の歯ブラシの使用は、毛の磨耗(まもう)により歯肉を傷つけることもわかりました。

 また、皆さんは歯ブラシの保管はどうなされているでしょうか。使用後の洗浄は軽く水に通す程度で済ませていることが多いと思います。保管の方法は以下のことに気をつけてください。

(1)歯ブラシの根元に食べかすや歯磨剤が残っていないか確認し、しっかり水洗いしてください

(2)歯ブラシの頭部を上にして、立てた状態でよく乾燥させてください

(3)歯ブラシにキャップを付けて保管する場合は、よく乾燥させてから装着してください。携帯用の歯ブラシは持ち帰った後、再度洗浄してキャップをはずしてよく乾燥させてください

(4)保管場所は湿気の多い浴室等を避け、清潔な場所に保管してください

 以上のことにより歯ブラシの交換次期は使い始めてから約1カ月、概観では毛が開いたら取り換えることが効果的なお口のケアにつながると考えられます。