ドレス華やぐ笑いじわ-。沖縄ワタベウェディング(小岸弘和社長)のスタッフ12人が8月30日に沖縄県南城市の沖縄メディカル病院を訪れ、併設する介護老人保健施設「真徳苑」の入所者に結婚式用などの衣装着付けや化粧を施して笑顔あふれる時間を共有した。

沖縄ワタベウェディングのスタッフたちに囲まれる勇吉さん(手前右から3人目)とトミさん(同2人目)夫婦=南城市・沖縄メディカル病院

「真徳苑」に入所するトミさん(右)に化粧を施す沖縄ワタベウェディングのスタッフたち

沖縄ワタベウェディングのスタッフたちに囲まれる勇吉さん(手前右から3人目)とトミさん(同2人目)夫婦=南城市・沖縄メディカル病院 「真徳苑」に入所するトミさん(右)に化粧を施す沖縄ワタベウェディングのスタッフたち

 同社が「ちむぐくる活動」として毎年行っている高齢者向けボランティアで、今年10年の節目を迎えた。

 この日は化粧スタッフが好みや感想などを聞きながら、プロの技で高齢者たちの愛らしい表情を引き出した。95歳を最高齢に夫婦1組含む8人がドレスアップ。

 琉装やドレス、スーツに身を包んだ主役たちが即席の撮影エリアで家族や施設職員らと記念撮影し、顔をほころばせた。

 勇吉さん(86)さんとトミさん(87)は夫婦そろって衣装をばっちり決めた。18歳のころに所帯を持ち、南城市内で子ども7人を育てた2人は結婚式を挙げなかったという。

 白いドレスに着替えたトミさんがタキシード姿の勇吉さんの手を握ってにっこり。「一番大好きな父ちゃんとおしゃれができてうれしい」と声を弾ませると、スタッフたちも目を細めた。

 2人の長女、初美さん(67)は「メークも衣装も本格的でびっくりした。施設とワタベの方々には感謝しかない」と喜びを語った。

 化粧スタッフの上原寿鶴(すづる)さん(21)は初めて同活動に参加。「久米島にいる自分のおばあちゃんを思い出しながら頑張った。きれいになる喜びに年齢は関係ないことが改めて分かった」と語った。