ランドセルを買い求める「ラン活」商戦の前倒しが、沖縄県内で進んでいる。以前はクリスマスの12月だったが、お気に入りを早めに買い求める動きが拡大。スーパーは通年で売り場を設けている。今年は8月の旧盆に最初のヤマ場が訪れ、複数の大手スーパーは前年比2~4倍のペースで売れている。各社は「敬老の日」の3連休が次のヤマと見込む。10月の消費増税前の駆け込み需要に合わせてセールも打ち出し、販売を強化する。

色とりどりのランドセルが並ぶイオン南風原店の特設売り場=12日、南風原町

◆前年比4倍のペース

 サンエーは前年比4倍のペースで売り上げが伸びている。売れ筋は4万円台で男の子は黒、女の子はパープルやピンク、水色が人気だ。担当者は「年が明けると欲しいものが買えなくなるため、意識の高い層が早くから買っている」と話す。

 イオン琉球は2年前から通年販売の売り場を設置。入学を控える親子が早くから選べるよう、3月に新商品を投入する。5月から早期予約販売会を開始。今年は前年より1カ月早い6月ごろから売れ始め、2倍のペースで売り上げが伸びている。

◆県内に専門店も

 前倒し購入の広がりで、県内には専門店のオープンも。宜野湾市で4月に開業した「沖縄ランドセル社」の治野将太代表は「全国ではゴールデンウイークの10連休が最初のヤマ場だった。沖縄も、同じ動きになるだろう」と見通す。

 3社とも「敬老の日」がヤマ場になると見込み、月内に購入すれば特別割引するなど、需要を喚起する方針だ。(政経部・仲田佳史)