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「辺野古を知っていますか」 米オレゴンの高校生が記録映像、沖縄の思い伝える

2019年9月16日 06:45

 【平安名純代米国特約記者】オレゴン州在住で沖縄系2世の高校生、与那嶺海椰(かいや)さん(17)が、米軍基地が過剰集中する沖縄で新基地建設が進む現状を米市民に知らせ、当事者意識を持ってほしいと行動している。名護市辺野古の現場で座り込みをする人々や、若者へのインタビューをまとめた短編記録映像「我した島ぬ宝」を制作、発信している。

ベテランズ・フォー・ピース第34回年次総会に参加した与那嶺海椰さん(右)=米ワシントン州スポーケーン市

与那嶺海椰さんが制作した作品「我した島ぬ宝」の一場面

ベテランズ・フォー・ピース第34回年次総会に参加した与那嶺海椰さん(右)=米ワシントン州スポーケーン市 与那嶺海椰さんが制作した作品「我した島ぬ宝」の一場面

 米国の若者たちは、ソーシャルメディアの映像で情報を入手する。与那嶺さんは、若者が共感できる映像で辺野古の新基地建設阻止につなげたいと4月に沖縄を訪れ、撮影した。

 上映会は自身が通う高校や地元のほか、沖縄系米国人の友人らの主催でシカゴやサンフランシスコ、ハワイでも行われ、小さな輪が広がった。

 一方で、米国で沖縄の問題を知らせる難しさも体験した。米主要紙の記者が生徒らの環境問題への取り組みを取材するため、与那嶺さんが通う高校を訪れた。与那嶺さんは記者に新基地問題についても熱心に説明したが、6月に大きく掲載された記事には反映されなかった。

 与那嶺さんは「なぜ沖縄の問題が米国で知られていないのか、私自身の体験を通じて一つ一つ学んでいる」と話す。

 与那嶺さんは高校教師の母緑(もえ)さんと共に、米ワシントン州スポーケーン市で開催されたベテランズ・フォー・ピース(VFP=平和を求める元軍人の会)第34回年次総会に参加。映像を上映したほか、琉球・沖縄国際支部のブースで新基地建設の現状を説明し、会場を回って資料を配布した。参加者は与那嶺さんの姿を自分の子や孫に重ねて話に聞き入り、沖縄の窮状に胸を痛めた。

 ヘレン・ジャッカードさんは「米国の17歳の高校生が遠い沖縄に飛んで短編映画を制作する。素晴らしい行動力」と称賛。一方で「子どもたちがこうした行動をする必要のない社会を実現させるために、私たち大人が行動しなければならない」とも言及した。

 緑さんは、約300人が参加したVFP総会の晩さん会で、映像のウェブサイトに行動案の事例を掲載していることを紹介。「沖縄の人々は、米市民が米政府を止めることを望んでいる。辺野古のために立ち上がって」と訴えた。

 作品を公開しているサイトは、https://vimeo.com/340517922

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