中国の冊封使を歌や踊りでもてなす琉球王国時代の行事の一つを再現した「中秋の宴」が14日夕、那覇市の首里城公園で開かれた。正殿前の御庭特設ステージでは人間国宝による演奏と舞踊もあり、訪れた家族連れや観光客らを魅了した。

中秋の宴で琉球舞踊「若衆ゼイ」を披露する県立芸大の学生たち=14日、那覇市・首里城公園(下地広也撮影)

 会場では用意された席が埋まり立ち見の人も。午後8時ごろになると満月が空に見え始め雰囲気を後押しした。演目「前之浜」では5人の人間国宝が共演。至極の演舞に、盛大な拍手が送られた。

 カメラを手に見ていた西原町の平安政子さん(61)は「人間国宝の演奏と舞踊を生で見るのは初めて。とても感動した」と喜び、「満月の写真もたくさん撮りたい」と笑顔で話した。

 15日は琉球舞踊や組踊、首里城祭に出演する国王・王妃の公開選出大会がある。